
[2023年版] 今熱いプログラミング言語を現役エンジニアが解説!
「プログラミング言語のトレンドを知りたい」
「次に学ぶべきプログラミング言語に迷っている」
そんな方々のために、今回は「2023年に必ず来る!今熱いプログラミング言語」を現役エンジニア目線で解説します!
最新の言語トレンド
さて、トレンドの言語について発表する前に、まずは最新のプログラミング言語の「2つのトレンド」について解説します。
「静的型付け言語」
1つ目は「静的型付け言語」です。
プログラミング言語はコンパイル時に「変数の型がわかるかどうか」によって、「静的型付け」と「動的型付け」に分かれます。
静的型付け言語
コンパイル時に変数の型がわかる言語です。
メリットとしては「安全性(バグを起こしにくい)」そして「高速」の2点が挙げられます。
逆にデメリットは厳密が故の「記述量の多さ」「学習難易度の高さ」です(後述しますが、最近トレンドの言語はこの「書きにくさ」をクリアしているものが多いです。)
具体例として、C, Java, Goなどがあります。
動的型付け言語
コンパイル時に変数の型がわからない言語です。
メリットは「記述の自由度」「学習難易度の低さ」
デメリットは「遅さ」「(自由が故の)バグの起こりやすさ」の2点です。
具体例として、Ruby, Pythonなどがあります。
最近のトレンドは堅牢性重視の静的型付け言語になりつつあります。
書きやすさ
実はトレンドとなっている静的型付け言語は以前より格段に書きやすくなっています。
この書きやすさを進めたのは「型推論」の誕生でしょう。
今までの静的型付け言語では、書き手が型を明示的に宣言してあげる必要がありました。
以下にC言語での例をあげます。
int number = 1 /* 変数の型は明示的に宣言する必要がある */
ところが、最近のプログラミング言語では、最初に与えられた値に応じて勝手に型を推測してくれる(つまり明示的に書く必要がない)という機能が出てきています。
Go言語での例を見てみましょう。
number := 1 /* 変数の型は明示的に宣言しなくても良い*/
型宣言の必要がなく、簡潔にかけているのが分かります。
まとめると、最近のプログラミング言語トレンドは「書きやすい静的型付け言語」であると言えるでしょう。
現役エンジニアが選ぶ熱いプログラミング言語ランキング
ではこのトレンドを踏まえて、2023年今最も熱いプログラミング言語を紹介していきます。
第3位: Rust
第3位はRustです。
「プログラマーに最も愛されている言語」として知られており、その理由は「コンパイルが通ればとにかく大丈夫」という厳密さへの信頼と「動作の高速さ」にあります。
また最近ではTurbopackなど高速さが求められるツールにRustが使われる事例も増えてきています。
ただしその厳密さ故に学習難易度はやや高めです。初心者の方は是非別の言語を学んだ上で、2番目以降の言語として勉強することをお勧めします。
第2位: Go
第2位はGoです。
(個人的な意見として)書き心地はCに似ていますが、記法はかなり単純化されており「だれが書いても汚いコードにならない」と言われるほど統一的な書き方のできる言語です。
またCyberAgentなど大手Web企業が積極的に取り入れている言語でもあります。
「サーバーサイドエンジニアとして技術力の高い企業に入りたい」方は勉強してみると良いかもしれません。
第1位: TypeScript
第1位はTypeScriptです。
Web言語の王様「JavaScript」に型定義の概念を加えたものです。
JavaScriptの延長であるが故に、学習難易度も相対的には低いのが特徴です。
特に最近の人気の伸びは凄まじく、Githubが発表している「言語利用率ランキング」でも異様なスピードで伸びてきているのがわかります。
また現在のWeb業界は「TypeScriptに最適化されているものが生き残る」傾向があり、まさに「業界を牛耳っている言語」と言えます。
フロントエンドの業界ではTypeScriptの習得は必須要件になりつつあるので、就職を考えている方は優先的に勉強しましょう!
まとめ
いかがでしたか?
プログラマーにとって、新しいプログラミング言語の学習は「新しい概念に触れる」ためにも非常に重要です。
次のレベルにステップアップするために是非習得しましょう🔥